アイドリング調整(キャブ車)
アイドリング調整と言ってもたいしたことはありません。調整スクリューの場所さえ判れば回すだけです。硬いネジではないので普通の長いドライバーでもねじ山を潰すことなく調整できるはずです。届きさえすればコツだけですね。ワイヤーで延長させる部品が一時期はやりましたが、そこまで頻繁に回転数を変えないのなら必要ないでしょう。アクセルロック?がない人には暖気アイドリングで便利かな。
- 1.前準備と用意するもの
- 前準備として、エンジンは少なくても暖気以上は暖まった状態で行なってください。また、調整はエンジンがかかった状態でしか無理でしょう。用意するものはプラスドライバー。もちろんネジの形があったもので、充分届くもの。
- 2.スクリュー(ネジ)の位置
- 見難いですが、キャブの向かって右側の奥の方にあります。
- 3.回転数を上げる
- 時計回りに回します。調整の時に回す量ですが、8分の1回転ずつ回して様子をみます。アクセルで回転を少し上げてすぐ戻す動作を3~5回して、アイドリングが毎回同じように安定しているか確認します。安定しない場合はスクリュー付近の汚れを取り綺麗にしてください。それでも安定しない場合は部品の消耗やエンジン自体の異常も考えられます。まずは一度キャブの掃除(ページを作成予定)をしてください。
- 4.回転数を下げる
- 半時計回りに回します。8分の1回転ずつ調整しますが、常に4分の1回転反時計回りに回してから8分の1回転時計回りに回してネジを締める向きで調整します。4分の1回転反時計回りに回した時点で止まってしまうようであればおそらく下げすぎです。これも作業3の要領で毎動作おきに安定しているか確認します。
- 5.微調整
- アイドリングにそこまで微調整がいるとは思いませんが、常に時計回りで作業を終えるようにします。上げすぎたら4分の1回転反時計回りに回し、8分の1回転時計回りに回した時点から、時計回りに微調整します。これまた必要であれば作業3の要領で毎動作おきに安定しているか確認します。
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