FXSTSエボのオイル交換
課題は安全にオイル交換するために。ミスしないようにオイル交換する方法を紹介したいと思います。
まずはエンジンオイルの種類選びですが、エボリューションにあう粘度はSAE粘度グレード(規格の種類)の鉱物油で20W-50です。詳しくはオイルまで。
エボの場合は大排気量で馬力もあるので、始動性能や潤滑性よりも保護性を優先しているということでしょう。量は普通に交換で2.5リットル位、フィルター交換で3リットル位です。ちなみに良くあるボトルサイズの1/4米ガロン(1クォート)は約1リットル(0.95リットル)なので3本で足ります。
順番は次のようになります。特に指定して無ければ作業は車体がサイドスタンドで立っている状態です。
- 1.オイルを温める
- 始めにエンジンをかけ、いつもの暖気程度まで暖めてオイルを出しやすくします。オイルが人肌程度の温度で充分です。もし、普通に走った後ならオイルがかなり熱いと思うのでしばらく待たないと焼けどしてしまいます。
- 2.オイルホースを出す
- 下に引っ掛けて固定してあるホースを抜いて下にたらします。届くのであれば横まで出した方が作業しやすいでしょう。
- 3.オイルを抜く
- ホースの先についている栓の抜け防止金具を緩めて栓を抜きます。栓を抜いた直後からオイルがたれてくるので下の受け皿をちゃんと置いておいて下さい。
- 4.抜ききる
- オイルの出る量がポタポタ位になったら一度車体を起こして垂直にします。すると残りのオイルがまた出てきます。このとき受け皿からホースがはみ出ないように注意です。この作業は二回もすれば充分です。
- 5.フィルターを替える
- フィルターを替えるならこのタイミングです。替え方は別項を参照してください。
- 6.栓を拭く
- 待っている間栓の磁石に付いた鉄粉や溢したオイルを拭いておくと暇つぶしになるでしょう。
- 7.栓を締める
- いつまでもポタポタ出ているからといって待っているのもイライラするので5秒に一滴位なら迷わずに栓をしましょう。入れるオイル量に対して微量の残油のために長時間まつ必要もありません。
- 8.オイルを入れる
- オイルゲージの真ん中くらいまでオイルを入れます。これで垂直にした時に上の線くらいになると思います。気になる方は一旦スタンドを起こしてチェックしてください。量なんて上の線を数ミリ過ぎても気にしないで下さい。
- 9.エンジンをかける
- フィルターを替えて無いのであれば1分で大丈夫です。フィルターを替えていたら暖気程度回してください。
- 10.量をチェックする
- 減っていれば作業8の要領でオイルを入れます。
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